[編集] 参考文献
『湾岸戦争−いま戦争はこうして作られる』著:ラムゼイ・クラーク 訳:中平信也
[編集] 脚注
^ NEW YORK TIMES誌の関連項目
^ 続・続・続・「戦後政治にゆれた憲法9条」
[編集] 関連項目
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湾岸戦争症候群
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湾岸戦争症候群(わんがんせんそうしょうこうぐん:Gulf War Syndrome)とは、1991年の湾岸戦争に従軍したアメリカ軍・イギリス軍等の多国籍軍兵士に、集団的に発生したとされる脱毛症・疲労感・痛み・記憶障害・倦怠感や関節痛などの一連の病状を総称したものである。また、帰還兵のみならず、出産異常や子供達の先天性障害の多発が報告されているとの説もあるが、原因の特定は現在に至るも出来ておらず、この症候群の存在そのものを疑う向きもある。
目次 [非表示]
1 概要
2 主な症状
3 第二の湾岸戦争症候群
スカウト
4 関連項目
[編集] 概要
黒煙を上げる重油湾岸戦争終結後、帰還した米兵約70万人のうちの5000人から8万人が、症状に差はあるものの、疲労感・痛み・記憶障害・倦怠感や関節痛などの症状を発症した。また癌や白血病、子供の先天性障害が多発したとの説もあるが、根拠となる明確なデータが明らかにはなってない。原因としてイラクの生物・化学兵器や伝染病、殺虫剤、油田火災の黒煙などが挙げられていたものの、国防総省はイラクによる生物・化学兵器の使用を否定していた。しかし、その後の国連による調査で、イラク南部の兵器庫にサリンが貯蔵されていたことが判明した為、1996年に米兵が被曝した可能性を認めた。
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だが、神経ガスの防御用に強制投与された試薬や生物兵器用の予防接種、油田の火災や大量の石油流出による大規模環境汚染、米軍が戦車の砲弾や装甲材に大量使用した劣化ウランによる放射線被爆など、他にも様々な原因が挙げられた。
が、しかしこれらの暴露はどれも原因や病気に結び付けるには無理があり(たとえば神経ガス対策に投与された薬は臭化ピリドスチグミンという重症筋無力症の治療薬であり、この薬を投与された人で同様の症状が起こっているという報告はない。他の説も同じである)、疫学調査は暴露集団において原因となる物質への明確な暴露も、これらの人々の間における死亡率の増加も見出していない。
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また症状が上記のように、注意力低下や記憶障害、不眠、鬱、頭痛等の客観的に判断しにくいものが大半を占め研究を難しくしている。
[編集] 主な症状
記憶力、論理的思考力、集中力、注意力の低下
不眠
うつ状態
疲労感
頭痛など
この他にもめまいや筋肉疲労、勃起障害などが挙げられる。 ただし、こういった症状はベトナム戦争からの帰還兵にもみられた症状であり、やはり湾岸戦争のケースにのみ特質すべきことではない。
[編集] 第二の湾岸戦争症候群
原因の一つとされた30mm口径の劣化ウラン弾2003年のイラク戦争終戦後も、湾岸戦争症候群と類似した症状を訴える帰還兵が現れた。また、現地のイラク人にも癌や白血病、子供の先天性障害が増加し、第二の湾岸戦争症候群ではないかとされた。原因としてアメリカ軍が使用した劣化ウラン弾が挙げられたが、こちらのケースも特定は難しく、直接的な原因の解明はなされていない。
[編集] 関連項目
劣化ウラン弾
湾岸戦争
イラク戦争
アメリカの戦争犯罪
ガルフ・ウォー (映画)
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劣化ウラン弾
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劣化ウラン弾(れっかウランだん、Depleted uranium ammunition)とは、弾体として劣化ウランを主原料とする合金を使用した弾丸全般を指す。
劣化ウランの比重は約19であり、鉄の2.5倍、鉛の1.7倍である。そのため合金化して砲弾に用いると、同速度でより大きな運動エネルギーを得られるため、主に対戦車用の砲弾・弾頭として使用される。
対戦車用砲弾であるAPFSDSのサボが分離する瞬間。形状からはそれが劣化ウラン合金かタングステン合金かは判別できないが、中心のダーツ状の金属棒の材質が争点となっている。目次 [非表示]
1 特徴
1.1 セルフ・シャーピング
1.2 焼夷効果
2 毒性
2.1 重金属毒性
2.2 放射性
3 価格
4 使用しているとされる兵器
5 実戦での使用
6 健康被害
7 是非をめぐって
8 「政治的な主張」の問題
9 出典
10 関連項目
11 外部リンク
[編集] 特徴
[編集] セルフ・シャーピング
劣化ウラン弾は目標の装甲板に侵徹する過程で先端部分が先鋭化しながら侵攻する自己先鋭化現象(セルフ・シャーピング現象)を起こす。このため一般的な対戦車用砲弾であるタングステン合金弾よりも高い貫通能力を発揮し、劣化ウランの侵徹性能は密度の違いも含めてタングステン合金よりも10%程優れているといわれている。
[編集] 焼夷効果
劣化ウラン弾やタングステン弾が命中すると砲弾の持つ運動エネルギーが熱エネルギーへと変換される。これは侵徹体金属の結晶構造が変形して高温を発するためである。摩擦で発生する熱はあまり関与していない。
劣化ウラン弾は穿孔過程で侵徹体の先端温度は1,200度を越えて溶解温度に達する。装甲板を貫通した後で侵徹体の溶解した一部が微細化して撒き散らされる。金属ウラン成分は高温下で容易に酸素と結びついて激しく燃焼するため、劣化ウラン弾は焼夷効果を発揮する[1]。 このような性質のために劣化ウランは鍛造加工することが出来ないので不活性ガス中で低速掘削加工されている[2]。
[編集] 毒性
[編集] 重金属毒性
ウランは化学的な毒性を持つ重金属である。
[編集] 放射性
劣化ウランの主体を占める放射能を持たないウラン238とは別に、ウラン濃縮過程で取りこぼされた放射性のウラン235が微量ながら含まれるので、劣化ウランは放射性物質である。 これら2つの点で人体に被害を与える恐れがあるために、実戦や演習・射撃訓練で劣化ウラン弾を使用し、自然環境に劣化ウランを放散させることの是非について、たびたび議論される。
[編集] 価格
劣化ウラン弾はタングステン弾に比べて材料費が安いので、価格も安いに違いないという誤解が存在するが、実際はこれらは同等の価格で軍隊へ販売されており、誤った風聞はイデオロギーによって偏向した宣伝でないか確認する必要がある。
劣化ウラン弾の価格についてはAPFSDSを参照のこと[1]。
[編集] 使用しているとされる兵器
M829E3砲弾とその構造(右)。白で示された矢状の飛翔体の中心にウラニウム合金製の侵徹体(弾芯)が収納されている。PGU-14/B
アメリカ空軍の30ミリ砲弾。約 300g の貫通芯のうち 99.25% が劣化ウラン。フェアチャイルドA-10AサンダーボルトII攻撃機 のGAU-8/Aから毎分4200発発射される。
M735A1
アメリカ陸軍105ミリ砲弾。約 2.2kg の劣化ウラン貫通体を持つ。M1戦車およびM60戦車の主砲が使用。
M774
約 3.4kg の劣化ウラン貫通体を持つ。使用は M735A1 に準じる。
M829・M829E1・M829E2
約 4.9kg の劣化ウラン貫通体を持つ。アメリカ陸軍の120ミリ砲弾。M1A1戦車およびM1A2戦車の主砲が使用。
M833
約 3.7kg の劣化ウラン貫通体を持つ。アメリカ陸軍の105ミリ砲弾。EX35 の105ミリ砲のシステムで使われる。
XM919
約 85g の劣化ウラン貫通体を持つ。アメリカ陸軍の25ミリ砲弾。主としてM2ブラッドレー歩兵戦闘車で使われる。
XM900E1
約 10kg の劣化ウラン貫通体を持つ。アメリカ陸軍の105ミリ砲弾。
名称不詳の合衆国海軍の20ミリ砲弾
艦艇のファランクス対空迎撃システムに利用。使用は Block0 のみ。
これら以外にも、防御用としてM1A1(HA)戦車、M1A2戦車の装甲用構成部品として劣化ウラン装甲が使用されている。
トマホーク巡航ミサイルにも劣化ウランが使われているとの疑惑があったが、1999年に米国防総省が不使用を明言しており、トマホークの運用上・特性上も使用する意味は希薄なものとなっている。新型のタクティカル・トマホークの地下貫通型については可能性があるが、2005年春の時点で未配備であるため確認は取れていない。
バンカーバスターにおいては、BLU-109/B についてロッキード社の特許申請に使用が明記されている。